野村路子プロフィール
1937年東京生まれ。都立白鴎高校を経て、59年、早稲田大学第一文学部仏文科卒業。コピーライター、タウン誌編集長の後、新聞・雑誌にエッセイやルポルタージュを執筆、NHK・FM浦和でパーソナリティーをしていたが、89年、プラハでテレジンの子どもたちの絵と出会い、その事実を伝えようと、チェコ大使館、ユダヤ博物館などと交渉、91年から日本で『テレジン収容所の幼い画家たち展』を開催。数少ない生き残りの人たちへのインタビューをかさね、展覧会、執筆、講演活動を続けている。
『テレジンの小さな画家たち』で、産経児童出版文化賞大賞を受賞。ほかに、『15000人のアンネ・フランク』『子どもたちのアウシュヴィッツ』『テレジン収容所の幼い画家たち・詩人たち』『写真記録アウシュヴィッツ』(全6巻)など著書多数。テレジンの子どもたちの詩を中心に詩作・構成をした、朗読と歌によるコンサート『テレジン もう蝶々はいない』を全国各地で上演。2001年にはプラハ、テレジンでも上演した。