九州イベントの御報告:感想文ご紹介

今年の夏は、長崎ピースミュージアムから始まって、北九州・福岡と、『テレジンを語りつぐ会 ふくおか』の皆さんの大変な努力で、『テレジン の幼い画家たち展』が開催され、私(野村)も、2回訪れ、合計4回の講演会をさせていただきました。

その報告が、水口和子さんから届きました。「もう二回目」「前にも見て」という感想文が多いほど、『ふくおか』の皆さんの、平和や子どもの幸せを願う熱意が続いているのです。

私の感謝を込めて、いただいたメッセージを掲載します。

 

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北九州・福岡の会場では、紙を手をつなぐ人型に切って、そこにメッセージを書き込んでもらいました。

小学校では、一昨年から続く石巻・荻浜小 学校への「がんばれ!」「いつも応援しています」などのメッセージが。

このたくさんの「つながる」も、今、私の手元に届いています。

これは、近く石巻に届けます。

実は、7月にも行ってきました。荻浜小学校は、生徒が一人になってしまい「休校」(何度も繰り返し言います「廃校」ではありません。地元の方たちは、きっと帰って来る、この街で新しい命が生まれ育つ…だから学校は失くさないで、と願っているのです。だから、子どもの数が増えるまで お休みなのです)、でも、最初に訪ねたときの校長先生(一緒に「まるまる もりもり~」と歌ったあの松浦校長先生)が、今、渡波小学校の校長 先生をしているので、そこへ行きました。

 

校庭は瓦礫の山、生徒の犠牲者も出た学校ですが、見事に復興して、瓦礫の中から拾い集めたものを使って独創的な、アート作品を作って注目されている学校です。

その作品は『ワタノハスマイル』という本になっています。ぜひ見てください。

私の中では、テレジンの子どもたちと二重写しになって見える、子どもたちの創造力の無限の広がり、生きる力の結晶のような作品です。

 

「つながる」メッセージの一部は、この渡波小学校へ。

残りは、荻浜小学校の近く、あの辺りに住んでいた方たちの集まる場所だった洞仙寺へ届けます。荻浜小が開校するまで、このお寺と住職の八巻さんご夫妻が、皆さんの心のよりどころとなるはずだから。

 

2014年9月1日 テレジンを語りつぐ会・代表   野村 路子